[収録日時]2022/09/22-2022/09/22
身近な粉を調べてみよう！
Lesson1幼虫の糞の形から雌雄が分かる？
身の回りにたくさんある“粉”は、様々な粉体技術を組わせて機能を高めています。身近な粉（昆虫の糞、食べ物に含まれる繊維、砂やガラスを構成する粉など）を“つくる”“しらべる”“つかう”ことに重心を置いて、粉体工学にまつわる様々な技術を分かりやすく説明していきます。
今回は材料設計の工程で重要となる、どんな工程を経ればどんな機能が得られるかを機械学習で整理することを高次目標とし、カブトムシの幼虫が糞をする過程（粉砕→抽出→成形→排出）を粉体材料設計の工程と見立て、機械学習を使って幼⾍の雌雄判別精度向上に寄与する糞形状の特徴量を抽出してみました。本研究の成果はAdvanced Powder Technology（doi.org/10.1016/j.apt.2022.103552）にオープンアクセス論文として掲載されていますのでご興味ありましたらご覧になってください。
